1月25日はオランダ領アルバの祝日「ベティコ・クローズの誕生日」です。
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「ベティコ・クローズの誕生日」はどんな日?
ベティコ・クローズは、カリブ海に浮かぶ島国・オランダ領アルバの「国家の父」と呼ばれています。彼の功績を称えるためにアルバでは毎年1月25日が祝日となっています。
1954年からアルバはオランダ領アンティル諸島の一部でしたが、分離・独立を求める運動が起こっていました。ストライキなどが起こる中、クローズはアルバの政治家として本国と交渉し、1981年には独立の約束を勝ち取りました。
クローズは1983年に警察官に銃撃を受けるなど多難の日々を送りますが、独立の実現や経済政策に奔走しました。その後アルバはオランダ王国の構成国として独立を達成しました。1986年1月1日のことです。
しかし1985年12月31日にクローズは交通事故にあい、昏睡状態ののちにそのまま亡くなりました。クローズが独立の実現を見ることはありませんでした。
クローズを称えるため、1月25日には島中で文化、スポーツ、音楽などのイベントが開催され、国を挙げての祝典が行われます。
オランダ領アルバってどんなところ?
カリブ海・乾燥した楽園
オランダ領アルバはカリブ海にあるオランダ王国の構成国で、全長30キロメートルほどの小さな島国です。南米・ベネズエラの北30キロメートルほどに位置します。
常に25℃から30℃ほどの半乾燥気候であるため、ほとんど1年中晴れの天気が続きます。
快晴と自然を活かした観光業が盛んです。1人あたり年間所得は約24,000ドルと、カリブ地域では最も豊かな国のひとつです。
他にも、石油の精製やアロエの輸出を行っていますが、農業はほとんど行われていません。
海のリゾートを満喫する
首都・オラニェスタットには「ルネッサンス・ウィンド・クリーク・アルバ・リゾート」があり、プライベートビーチやカジノが楽しめます。まさに南国のリゾート地ですね。
ちなみに、時期や部屋のタイプで大きく違いはあるでしょうが、2022年12月時点で1泊600ドル程度からでした。(出典:marriotto.co.jp)
また、海中40メートルまで潜水艦で潜って海中を探検するツアーも人気なようです。カリブ海のサンゴや様々な海洋生物、そして難破船も見ることができるとのこと。
基本データ
- 面積:180平方キロメートル(日本の約2,000分の1)
- 人口:10.7万人
- 首都:オラニェスタット
- 言語:オランダ語(公用語)、パピアメント語
- 宗教:カトリック82%、プロテスタント8%
参考文献など
画像:Unsplash(特記なき場合)
データブック オブ・ザ・ワールド 2022(二宮書店)
officeholidays.com
Wikipedia(Betico Croes)
Wikipedia(Aruba)
marriotto.co.jp
aruba.com