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1月5日は「ジャーナリストの日」(エクアドル共和国)

1月5日はエクアドル共和国の祝日「ジャーナリストの日」です。

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「ジャーナリストの日」はどんな日?

エウジェニオ・エスペホ(1747-1795)
enciclopediadelecuador.com より)

1792年1月5日、エクアドルの首都・キトで同国初の新聞である「Primicias de la Cultura de Quito(キト文化の初穂)」が創刊されました。これを記念し、1992年に国民議会は1月5日を「ジャーナリストの日」とすることを決定しました。

同新聞を発行したのは、エクアドルの医師、作家、弁護士、そして言論家のエウジェニオ・エスペホ(Francisco Javier Eugenio de Santa Cruz y Espejo)です。彼は新聞を発行し、道徳や哲学、また健康・衛生などに関する知識をキトの人々に広めました

エクアドルの首都・キト

彼の新聞は当初あまり受け入れられず、リベラリズム(自由主義)を広げたとしてエスペホは投獄されました。しかし、この新聞によって他国で広まりを見せていた自由主義の考えがキトの人々にも広まったのです

エクアドル共和国ってどんなところ?

赤道直下も高山気候で冷涼な国

キト・赤道記念公園

エクアドルは南アメリカ大陸の北西部にあり、国土を赤道が通過しています。国名「エクアドル」もスペイン語で赤道という意味です

南北をアンデス山脈が貫き、首都のキトは標高2,800メートルと世界で2番目の高さです(1位はボリビア・ラパスで3,640メートル)。山脈の両側には熱帯が、山脈上では年平均気温14℃ほどの高山気候が広がっています。

サムネイルはエクアドルの「コトパクシ山」。「エクアドルの富士山」と呼ばれることも。

自国通貨を捨てた経済

グアンガへの人々

エクアドルの輸出は、石油が半分を占め、またコーヒー豆やバナナをはじめとする農産品・水産加工品などの一次産品が残りの約半分を占めます。

そしてなんとエクアドルで使われている通貨は「アメリカドル」です。2000年に自国通貨「スクレ」を廃止しアメリカドルへと切り替えました。

アメリカドルの採用により物価は安定していますが、自国の金融政策を行うことができず、また石油に頼ったモノカルチャー経済であるため、経済の先行きは不透明な状況が続いています。

基本データ

  • 面積:25.7万平方キロメートル(日本の約3分の2)
  • 人口:1,764万人
  • 首都:キト
  • 言語:スペイン語、先住民の言語(ケチュア語など)
  • 宗教:カトリック85%、プロテスタント15%

 

参考文献など

画像:Unsplash(特記なき場合)
データブック オブ・ザ・ワールド 2022(二宮書店)

bankholidays.com
enciclopediadelecuador.com(スペイン語)
Wikipedia(Eugenio Espejo)
Wikipedia(エクアドル)
murc.jp

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