2月7日はグレナダの祝日「独立記念日」です。
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「独立記念日」はどんな日?
「独立記念日」は、カリブ海に浮かぶ島国グレナダで毎年2月7日に行われる祝日です。1974年2月7日にグレナダがイギリスから独立したことを記念しています。建国記念日とも呼ばれます。
グレナダは、16世紀に新大陸の植民地化が始まって以来、ヨーロッパのさまざまな国に占領されてきました。1649年にはフランスがこの島を完全に支配し、砂糖の生産によって最も裕福な植民地のひとつとなりました。
その後グレナダはイギリスに引き渡され、以降長らくイギリスの植民地でした。1950年代から独立運動が始まり、1974年2月7日、イギリスからの独立が承認されました。イギリスの植民地支配は200年以上に及んでいたのです。
当日は、国中で独立を祝う式典や色鮮やかなパレードが行われます。銀行やほとんどのお店は休業するとのこと。
グレナダってどんなところ?
カリブ海南端の島国
グレナダは中米・カリブ海の島国で、カリブ海に連なる島々の中でも非常に南アメリカ大陸に近い位置にあります。雨期と乾季がはっきりしている熱帯の気候を持ちます。
農業と観光業が盛んで、特産品はナツメグ、バナナ、カカオ豆などが有名です。ナツメグは香辛料のひとつで、肉料理などによく使われます。
実はグレナダの国旗にもナツメグが描かれています。グレナダは「スパイスの島」と呼ばれるほどナツメグなどの生産・輸出が盛んです。
イギリス風味の残るカリブ海の楽園
前述のようにグレナダは長らくイギリスの植民地であったため、イギリス風の美しい街並みが見られます。法律でヤシの木より高い建物が建てられないため、旧来の美しい景色がそのまま残っているのです。
さらには大きなクルーズ船の寄港地ともなっており、カリブ海クルーズの人気スポットとなっています。
ほぼ手つかずのビーチがあちこちにあり、海中ではサンゴ礁をみることもできるそう。
基本データ
- 面積:345平方キロメートル(日本の約1,100分の1)
- 人口:11.3万人
- 首都:セントジョージズ
- 言語:英語(公用語)、パトワ語、クレオール語
- 宗教:カトリック41%、プロテスタント30%
参考文献など
画像:Unsplash(特記なき場合)
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