1月1日はチェコ共和国の祝日「チェコ共和国独立回復の日」です。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれることがあります。
「チェコ共和国独立回復の日」はどんな日?
チェコ共和国は1993年1月1日に現在の体制となりました。チェコスロバキア共和国が連邦を解消し、現在のチェコとスロバキアに分離したことによるものです。これを祝し、チェコでは1月1日が新年とともに独立回復を祝う祝日とされています。
チェコスロバキアは1989年に民主化革命によって共産党政権が倒されました。血が流れず、ビロードのように滑らかに進んだことから「ビロード革命」と呼ばれています。チェコスロバキア連邦の解消もスムーズに進んだことから、これになぞらえ「ビロード離婚」と呼ばれることもあります。
”離婚”とはされているものの、両国はともにEUに加盟して経済発展を遂げ、現在は良き隣人として良好な関係を築いています。
チェコ共和国ってどんなところ?
中央ヨーロッパ・自然豊かな内陸国
中央ヨーロッパの国、チェコは周囲を森に囲まれた内陸国で、夏でも20℃程度と冷涼な気候です。機械工業や観光が盛んで、1995年には東欧の国として初めてのOECD加盟を果たしました。
チェコ中西部にはボヘミアングラスで有名なボヘミア地方があります。ボヘミアングラスは高級品となると宝石のような輝きを放ち、世界中で人気を博しています。
建築の街・プラハ
チェコの首都プラハは、”建築博物館の街”と呼ばれるほど多彩な建築があることで知られています。
中世のロマネスク様式から、ルネサンス様式、そしてモダン建築にいたるまで多種多様な建築物をみることができ、街歩きで飽きることはありません。
旧市庁舎には大きな天文時計があり、人形仕掛けによって時間を知らせてくれます。最も古い部分は1410年に製作されました。この旧市庁舎を含め、プラハ歴史地区は世界文化遺産に登録されています。
基本データ
- 面積:7.9万平方キロメートル(日本の約5分の1)
- 人口:1,070.9万人
- 首都:プラハ
- 言語:チェコ語(公用語)・スロバキア語
- 宗教:カトリック26.8%、無宗教59.0%
参考文献など
画像:Unsplash(特記なき場合)
データブック オブ・ザ・ワールド 2022(二宮書店)