1月4日はミャンマー連邦共和国の祝日「独立記念日」です。
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「独立記念日」はどんな日?
ミャンマーは、1948年1月4日に「ビルマ連邦」としてイギリスから独立しました。これを祝し、ミャンマーでは毎年1月4日が祝日となっています。
ミャンマーは1044年に最初の統一王朝「パガン王朝」ができて以来、王朝の建設と滅亡が繰り返されてきましたが、1886年にはイギリス領インドの1州となりました。その後日本軍の実質的統治を経て、1948年に英連邦から離脱し独立を果たしました。
独立記念日を祝うために、全国各地でお祭りや伝統行事が行われます。男女ともに伝統的な民族衣装「ロンジー」を着用する人も多いそうです。
ミャンマー連邦共和国ってどんなところ?
多くの少数民族からなる農業国
ミャンマーは東南アジア・インドシナ半島の西部に位置する国で、南部は熱帯、内陸部は温帯に属します。主要産業は多量の雨を活かした農業で、米やとうもろこし、加工品ではビールや砂糖の生産が盛んです。
国内には大別して8の民族、詳細には135の少数民族がおり、それぞれが様々な文化を持っています。例えばカレン族(カイン族)の中には、精霊信仰を行い「水と大地の主」と呼ばれる守護霊を村の決め事の中心におく民族もいます。
多様な文化がある反面、カレン族やロヒンギャをはじめとして独立闘争も発生しており、難民も生まれています。
軍事政権が続く
ミャンマーでは1962年以来軍事政権が続き、たびたび市民と軍の衝突が起こっています。2015年には民主的な総選挙により国民民主連盟(NLD)政権が発足しますが、2021年に国軍によるクーデターが発生し、再び事実上の軍事政権となっています。
抗議デモに対する国軍の弾圧は世界中でニュースとなりました。指を3本立てるポーズが国軍への抗議のしるしとされています。
基本データ
- 面積:67.7万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
- 人口:5,441万人
- 首都:ネーピードー
- 言語:ミャンマー語、シャン語、カレン語など
- 宗教:仏教74%、伝統信仰11%、プロテスタント6%など
参考文献など
画像:Unsplash(特記なき場合)
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