1月8日はブルガリア共和国の祝日「助産師の日」です。
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「助産師の日」はどんな日?
「助産師の日」はブルガリアの伝統的な祝祭です。妊婦や新生児のケアを行う助産師に敬意を表し、前年に母親となった女性や赤ちゃんを祝う日とされています。現地語では「バビンデン(Babinden)」と呼ばれています。
バビンデンの日、母親と赤ちゃんが助産師の家に集まり、赤ちゃんの沐浴や盛大なディナーが執り行われます。焼き立てのパンやチキン、ワインがふるまわれるとのことです。
ブルガリアには子供や妊婦についてのことわざ、言い伝えが多くあります。
・子供は王様よりも大きい ・妊婦が盗み食いをすると赤ちゃんにあざが残るのでやってはいけない ・妊婦を怖がらせたり驚かせたりしてはいけない ・出産後40日間は家の中の火を消してはいけない
ブルガリア文化の中で子供たちが大きな存在であることがわかります。
ブルガリア共和国ってどんなところ?
ヨーロッパの東端、豊かな自然と文化の国
ブルガリアは東ヨーロッパ・バルカン半島に位置する国です。夏は乾燥し冬は湿潤な、地中海性気候に属しています。東は黒海に面し、北にはルーマニアとの国境沿いにドナウ川が流れています。アジアにも近く、幅広い豊かな文化を有した国でもあります。
後述するバラや、ひまわり、ワインなどの農畜産物の生産が盛んです。また、ヨーグルトも国内で広く食べられており、山あいでは自家製のヨーグルトづくりは珍しいことではありません。
世界最高の「ブルガリアンローズ」
ブルガリア中央部、スターラ山脈の南には「バラの谷」と呼ばれる地域があり、バラの名産地で有名です。ここで生産されるダマスクローズは、上品な香りを持つ「ブルガリアンローズ」として知られています。
ブルガリアは国を挙げてローズオイルの品質管理を行っており、正規品には全て国立バラ研究所の認定が付されているほど。現在では、世界の香料用バラのうち7割がブルガリアで生産されています。
基本データ
- 面積:11.0万平方キロメートル(日本の約3分の1)
- 人口:695万人
- 首都:ソフィア
- 言語:ブルガリア語(公用語)、トルコ語、ロマニ語
- 宗教:ブルガリア正教81%、イスラム教スンナ派12%
参考文献など
画像:Unsplash(特記なき場合)
データブック オブ・ザ・ワールド 2022(二宮書店)
bank-holidays.com
meijibulgariayogurt.com
bulgariarose.co.jp
bulgarian-rose.or.jp
Wikipedia(Babinden)