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1月12日は「アマジグの新年」(アルジェリア民主人民共和国)

1月12日はアルジェリア民主人民共和国の祝日「アマジグの新年」です。

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「アマジグの新年」はどんな日?

ベルベル人のアクセサリー

「アマジグの新年」とは、北アフリカに暮らすベルベル人が新年の始まりを祝う日です。アルジェリアでは人口の26%がベルベル人であり、1月12日はこの新年を祝う祝日となっています。

「アマジグ」とはベルベル人が自分たちのことを呼ぶときに使う言葉で、彼らの言葉で「自由人」という意味があります。ベルベル人は独自の農耕暦・ベルベル暦を持つために新年が1月12日となります。

アマジグの新年を祝うアルジェリアの女性たち
By Nitro One – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=55960878

新しい年を迎えるこの日、伝統的には愛・繁栄・豊穣を願う歌や踊りが行われます。また、新年のみ振舞われる料理である、小麦と乾燥空豆で作った濃厚なスープ(オリクメン・irkmen)や、とうもろこしをアルガンオイル、はちみつ、バターなどで煮た料理(タゴラ・tagola)が食卓を彩ります。クスクスが鶏肉とともに振舞われることもあるようです。

アルジェリア民主人民共和国ってどんなところ?

北アフリカ、砂漠と遺跡の国

アルジェリア・サハラ砂漠

アルジェリアは北アフリカにある地中海に面する国で、アフリカ最大の面積を誇ります。北部は地中海性気候に属し、アフリカといえども平均気温が15℃~18℃の過ごしやすい気候です。一方南部はサハラ砂漠におおわれており、夏にはシロッコと呼ばれる乾燥した熱風が吹きます。

輸出は天然資源に依存しており、石油や天然ガス関連で96%を占めます。また地中海沿岸では小麦やオリーブ、柑橘類の生産が盛んです。

世界遺産・ティパサ

アルジェリア・ティパサ
Jean-Pierre Dalbéra – originally posted to Flickr as Le Cardo maximus de la ville romaine (Tipaza), CC 表示 2.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6553009による

ティパサは地中海に面した都市で、古代ローマの遺跡が多く残されています。1982年に世界文化遺産に登録されました。

紀元前7世紀ごろに建てられ、1世紀にローマ皇帝クラウディウスによって拡張されました。しかし484年に、キリスト教アリウス派の司教が中心になりカトリックの迫害が始まりました。これにより住民はスペインに逃げ、街は次第に廃墟になっていったということです。

基本データ

  • 面積:238.2万平方キロメートル(日本の約6.3倍)
  • 人口:4,385万人
  • 首都:アルジェ
  • 言語:アラビア語(公用語)、アマジグ語・ベルベル語(国語)、フランス語
  • 宗教:イスラム教スンナ派99.1%、イバード派0.6%

 

参考文献など

画像:Unsplash(特記なき場合)
データブック オブ・ザ・ワールド 2022(二宮書店)

bank-holidays.com
Wikipedia(Yennayer)
Wikipedia(アルジェリア)
Wikipedia(ティパサ)
skyticket.jp

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